地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2024-0248

発表題目 動的モード分解による部分放電信号の解析
発表者名 ○津屋 朋花、岩田 晋弥、木谷 亮太
発表会名 2024年度電気学会関西支部 若手研究発表会
発表日

2024/12/22

概要


近年、過酷な条件下での電力機器の使用増加に伴い、電気絶縁診断の重要性が高まっている。特に設備を停止せずに診断する技術への需要が大きく、過渡接地電圧(TEV)センサによる部分放電測定が注目されている。しかし、TEVセンサの信号と絶縁材料の特性との関係は未解明な点が多い。本研究では、高速フーリエ変換(FFT)および動的モード分解(DMD)を用いて、接地線や同軸ケーブル、部分放電由来の電磁波の影響を受ける周波数帯域を調査した。その結果、TEVセンサ信号の成分と周波数特性が明らかとなった。現地では、DMDにより導出された各モードの重要性についても議論を行う。