地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2024-0246

発表題目 酸化物系全固体Naイオン電池における正極活物質の高容量化
発表者名 ○岡﨑 湧一、園村 浩介、尾﨑 友厚、長谷川 泰則
発表会名 ニューセラミックス懇話会 第258回特別研究会 - 技術・情報の交流と創造展 -
発表日

2024/12/13

概要


Naイオン電池は地政学的な問題が少なく、持続可能な社会に適した次世代蓄電池として製造されている。市販されるNaイオン電池には有機電解液に関係する安全性に問題があるため、固体の電解質を利用した全固体電池が研究されている。酸化物系固体電解質を用いた全固体Naイオン電池は高い安全性を示すが、充放電容量やサイクル容量維持率が低く、これらの電池特性の向上を目指した研究が行われている。本発表では正極活物質Na3Fe2(PO4)3のFeサイトに対するV置換による電池特性の向上を報告する。併せて、負極に金属スズを利用した電池セルについても報告する。