地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2024-0211

発表題目 Effects of Alloying Elements on Low-Temperature Plasma Treatment of Stainless Steel-Tungsten Carbide Composite Materials
発表者名 ○足立 振一郎、山口 拓人、田中慶吾
発表会名 アジア溶射会議(ATSC2024)
発表日

2024/12/12

概要


レーザメタルデポジションで作製したステンレス鋼とタングステンカーバイドの複合材料は,肉盛り層や三次元積層造形物として適用されている.しかし,マトリックスであるステンレス鋼の部分は,タングステンカーバイドと比較して耐摩耗性が劣っている.そこで,低温プラズマ窒化処理によりステンレス鋼部に窒素が過飽和に固溶した相を形成することで,耐摩耗性の改善を図った.本研究では,ステンレス鋼中の合金元素であるクロム,ニッケルおよびモリブデンが,過飽和窒素固溶体の形成および特性に及ぼす効果について検討した.その結果,クロムが固溶体相の膜厚および硬さに大きな影響を及ぼすことを明らかにした.