発表題目 |
Effects of Alloying Elements on Low-Temperature Plasma Treatment of Stainless Steel-Tungsten Carbide Composite Materials |
発表者名 |
○足立 振一郎、山口 拓人、田中慶吾 |
発表会名 |
アジア溶射会議(ATSC2024) |
発表日 |
2024/12/12
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概要
レーザメタルデポジションで作製したステンレス鋼とタングステンカーバイドの複合材料は,肉盛り層や三次元積層造形物として適用されている.しかし,マトリックスであるステンレス鋼の部分は,タングステンカーバイドと比較して耐摩耗性が劣っている.そこで,低温プラズマ窒化処理によりステンレス鋼部に窒素が過飽和に固溶した相を形成することで,耐摩耗性の改善を図った.本研究では,ステンレス鋼中の合金元素であるクロム,ニッケルおよびモリブデンが,過飽和窒素固溶体の形成および特性に及ぼす効果について検討した.その結果,クロムが固溶体相の膜厚および硬さに大きな影響を及ぼすことを明らかにした.