地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2024-0175

発表題目 Introductory Comparison between Gerchberg-Saxton Method and Complete Survey Method in Optimizing Binary Computer-Generated Hologram
発表者名 ○山東 悠介、後藤 佑太朗
発表会名 The 31st International Display Workshops
発表日

2024/12/4

概要


位相型ホログラム、特にバイナリ型のホログラムでは、所望の波面を得るためにホログラムパターンの最適化プロセスが必要不可欠である。ただし、この最適化は解析的に処理することができないため、反復計算を用いた手法が用いられる。しかし、反復計算で得られた結果は局所的最適解であり、真の最適解とは異なることが予想される。本研究では、画素数に制約を受けるものの、全数探索による真の最適解を求め、従来法(Gerchberg-Saxton法)で最適化された結果との差異を統計的に比較検討した。その結果、生成できる波面の誤差において、無視できない差が生じていることを明らかにした。