発表題目 |
微小量生体液の粘度および電気伝導度計測に向けた不織布流路デバイスの開発 |
発表者名 |
○宇野 真由美、小森 真梨子、他 |
発表会名 |
第41回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム |
発表日 |
2024/11/25
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概要
日常のヘルスケアや疾病の早期発見は,高齢化社会における健康寿命の延伸やウェルビーイング実現のために極めて重要である。健康状態の簡易的な検査手段として,我々は生体液の粘度と導電率のモニタリングに着目している。従来のバイオチップでは数100 uL以上の生体液量が必要であるが,必要液量が例えば指に針を刺して得られる血液量である10 uL程度以下といった極微少量で,被験者にとって低負荷の手法が必要である。本研究では,マイクロ流体デバイスの基材として高強度で均一性が高い長繊維不織布を用いることにより, 4 uL程度の極微少量での電気伝導率および粘度の計測が可能なマイクロ流路デバイスを開発した。