地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2023-0202

発表題目 ソルボサーマル法によるケイ酸リチウム被覆黒鉛の作製と全固体電池特性の評価
発表者名 ○園村 浩介、尾﨑 友厚、長谷川 泰則、櫻井 芳昭
発表会名 日本セラミックス協会 2024年年会
発表日

2024/3/14

概要


これまでにソルボサーマル法にて黒鉛にLiAlO2、LiGaO2、Li3BO3等の酸化物を被覆した結果、初期クーロン効率ならびに容量維持率が向上した。被覆することにより、粒子圧壊強度の標準偏差が小さくなっていることから、機械的な強度の向上が電池特性に良い影響をもたらしたと考えられた。他の酸化物についても同様に電池特性が向上するのか検討するため、無機バインダーとして知られるケイ酸リチウムに着目した。本発表では、試料作製時にソルボサーマル後の熱処理を変化させ、得られた被覆材の結晶構造を評価すると共に、黒鉛複合材を用いた全固体リチウム電池特性を評価した結果を報告した。