発表題目 |
金属3Dレーザ積層造形法の急冷凝固を活かした耐熱アルミニウム合金の創製 |
発表者名 |
木村 貴広 |
発表会名 |
軽金属溶接協会 2023年度 レーザ溶接委員会 |
発表日 |
2024/3/6
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概要
金属3Dレーザ積層造形法は,金属粉末層にレーザを照射して瞬時に溶融・凝固させながら構造体を造形する加工法である.本講演では,本法の特長である急冷凝固特性を活用した3D造形用アルミニウム合金の開発事例について概説する. はじめに,Al-Si系合金粉末を用いて作製した造形体について,急冷凝固プロセスを経ることで得られる特異な組織形態と機械的性質の関係について述べる.次に,急冷凝固による溶質元素の過飽和固溶および熱処理により形成する金属間化合物の分散組織を活かして高温強度の大幅な向上を実現した,アルミニウム-遷移金属系耐熱アルミニウム合金の事例について紹介する.