地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2023-0258

発表題目 Effect of alloying element on nitriding layers by low-temperature plasma nitriding of duplex stainless-steels
発表者名 ○足立 振一郎、山口 拓人、田中慶吾
発表会名 ISPlasma2024/IC-PLANTS2024/APSPT-13
発表日

2024/3/4

概要


二相ステンレス鋼はオーステナイト相とフェライト相の2種類の相を有しており,耐腐食性と強度のバランスに優れているが,耐摩耗性に関しては低いという欠点がある.低温プラズマ窒化処理は窒素が拡散固溶することで過飽和固溶体を形成するが,二相ステンレス鋼の耐腐食性を劣化させることなく,表面硬度を改善することができる.しかし,二相ステンレス鋼を構成する合金元素が過飽和固溶体に及ぼす効果に関して,まだ十分に解明されていない.そこで,クロムなどの合金元素の添加量が異なるクラッド層を作製し,これに低温プラズマ窒化処理を行い検討した結果について報告する.