発表題目 |
アルミニウム添加が超硬粉末のレーザ肉盛中におけるガス発生に及ぼす影響 |
発表者名 |
○田中 慶吾、山口 拓人、陶山剛 |
発表会名 |
第264回溶接法研究委員会 |
発表日 |
2024/1/30
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概要
超硬合金のレーザ肉盛において、肉盛層に発生する気孔欠陥が問題となる。先行研究では、レーザ肉盛中の化学反応に起因してガスが発生し、気孔欠陥となっていると考えられている。そこで、レーザ肉盛中に生じるガス種を同定し、その発生を抑制するための効果的かつ実用的な手法を検討した。ガス分析の結果、超硬合金のレーザ肉盛中に生じるガスはCOガスであることが明らかとなった。COガス発生を抑制するために、酸素と親和性の高いアルミニウムを超硬粉末に付着させた。2枚の石英ガラスを用いてレーザ肉盛中の溶融池内部を観察した結果、アルミニウム添加によって気泡の成長速度が大きく低下することが確認できた。