地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2023-0239

発表題目 バイオマスの有効利用に向けたスピネル酸化物の再生触媒の開発
発表者名 ○山口 真平、井川 聡、尾﨑 友厚、陶山 剛、他
発表会名 48th International Conference and Expo on Advanced Ceramics and Composites (ICACC2024)
発表日

2024/1/28

概要


カーボンニュートラルを達成するため、近年バイオマス発電が注目されている。しかし、バイオマスのガス化ガスに含まれるタールがフィルターや流路などへ閉塞を起こす問題がある。そのためタールを改質する耐久性があり高活性な触媒が求められている。これまでにNi-Al系スピネル酸化物触媒(NAO)が再生による高い耐久性とタール改質活性があることが明らかとなった。本研究では、造粒したNAOならびにNAZOを作製し、様々な原料に対するタール改質活性、透過性などを調べた。そのうえ、耐熱性の高い菌を触媒層に噴霧することによって滅菌も可能であることが明らかとなった。これは感染性廃棄物の処理に有効な結果であると考えられる。