地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

文字の大きさ

ヘッダーメニュー
メニュー

文字の大きさ

口2023-0101

発表題目 金属3Dレーザ積層造形法の急冷凝固特性を活かした耐熱アルミニウム合金の創製
発表者名 木村 貴広
発表会名 2023年度 第2回3D積層造形技術委員会 講演会
発表日

2023/9/8

概要


金属3Dレーザ積層造形(PBF-LB)において広く用いられているアルミニウム合金は、現状、既存の鋳造/展伸材用合金の粉末が主となっている.しかしながら,既存合金は鋳造等の従来工法の特性に合わせて合金設計されているため,従来工法とは異なる熱履歴を呈するPBF-LBでは,合金のもつ本来の特性を充分に発揮できない場合も多い.ゆえに,PBF-LB用材料は本工法の特性を考慮して合金設計することが肝要であるが,そのような例は少ない.本講演では,PBF-LBの急冷凝固を活用した材料開発の事例として,3D造形用耐熱アルミニウム合金の創製に関する研究開発について紹介する.