地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2023-0095

発表題目 大阪産ワイン用デラウェア残渣の消臭性能評価
発表者名 ○坂井 比奈子、喜多 幸司、他
発表会名 第36回におい・かおり環境学会
発表日

2023/8/31

概要


大阪府は日本有数の長いワイン作りの歴史を持つ。また、白ワイン用品種であるデラウェアの栽培面積は全国第3位である。ワイン製造過程では、必ず葡萄の皮や種などの残渣が副産物として生じ、有機堆肥などに再利用されている。一般に、デラウェアの白ワイン製造時には発酵前に皮や種を取り除くため、発酵していない残渣が生じるが、大阪府のワイナリーでは、さらにこの残渣を原料としたブランデーも製造しているため、発酵前後双方の残渣が生じる。また、発酵過程により新しい物質が生じることは広く知られていることより、発酵前後のデラウェア残渣の消臭性能を評価し、あわせて、同じく食品残渣である緑茶およびコーヒーの残渣と比較した。