発表題目 |
大阪産ワイン用デラウェア残渣の消臭性能評価 |
発表者名 |
○坂井 比奈子、喜多 幸司、他 |
発表会名 |
第36回におい・かおり環境学会 |
発表日 |
2023/8/31
|
概要
大阪府は日本有数の長いワイン作りの歴史を持つ。また、白ワイン用品種であるデラウェアの栽培面積は全国第3位である。ワイン製造過程では、必ず葡萄の皮や種などの残渣が副産物として生じ、有機堆肥などに再利用されている。一般に、デラウェアの白ワイン製造時には発酵前に皮や種を取り除くため、発酵していない残渣が生じるが、大阪府のワイナリーでは、さらにこの残渣を原料としたブランデーも製造しているため、発酵前後双方の残渣が生じる。また、発酵過程により新しい物質が生じることは広く知られていることより、発酵前後のデラウェア残渣の消臭性能を評価し、あわせて、同じく食品残渣である緑茶およびコーヒーの残渣と比較した。