発表題目 |
変性コラーゲンを用いて合成したマクロ多孔性シリカのPM燃焼特性 |
発表者名 |
道志 智 |
発表会名 |
日本材料学会第159回セラミックス材料部門委員会学術講演会 |
発表日 |
2023/7/27
|
概要
工場や自動車からの排気ガス, たばこ副流煙中の粒子成分に含まれる微粒子状物質(Particulate Matter; PM)は体内に取り込まれると, 肺の奥深くまで入るため, 呼吸器系や循環器系への影響が懸念されている. 一般的にPMはPtなどの貴金属触媒を用いて, 300 oC程度の低温で燃焼させている.一方, 筆者は鋳型として変性コラーゲンを, Si源としてケイ酸ナトリウムを用いることにより, 100 nm程度のマクロな連続貫通孔を有する多孔質シリカ(以下, マクロ多孔性シリカ)が得られることを報告している. また, 最近になって, このマクロ多孔性シリカがPM燃焼特性を有することを見いだした.本発表では, マクロ多孔性シリカのPM燃焼特性について詳細に検討した結果を報告する.