地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2023-0069

発表題目 変性コラーゲンを用いて合成したマクロ多孔性シリカのPM燃焼特性
発表者名 道志 智
発表会名 日本材料学会第159回セラミックス材料部門委員会学術講演会
発表日

2023/7/27

概要


工場や自動車からの排気ガス, たばこ副流煙中の粒子成分に含まれる微粒子状物質(Particulate Matter; PM)は体内に取り込まれると, 肺の奥深くまで入るため, 呼吸器系や循環器系への影響が懸念されている. 一般的にPMはPtなどの貴金属触媒を用いて, 300 oC程度の低温で燃焼させている.一方, 筆者は鋳型として変性コラーゲンを, Si源としてケイ酸ナトリウムを用いることにより, 100 nm程度のマクロな連続貫通孔を有する多孔質シリカ(以下, マクロ多孔性シリカ)が得られることを報告している. また, 最近になって, このマクロ多孔性シリカがPM燃焼特性を有することを見いだした.本発表では, マクロ多孔性シリカのPM燃焼特性について詳細に検討した結果を報告する.