地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2023-0073

発表題目 電気Ni-W-P合金めっき皮膜の高性能化2
発表者名 ○長瀧 敬行、中出卓男
発表会名 2023年 関西表面技術シンポジウム
発表日

2023/7/25

概要


電気Ni-W-P合金めっき皮膜は、高い耐食性、湿潤雰囲気下での耐摩耗性、高温下での高硬度等の優れた特性を有するが、皮膜の引張応力が大きく表面にクラックが形成しやすい欠点があるため、適用拡大の妨げとなっている。本発表では、Ni-W-P合金めっき皮膜のクラックを低減可能な成膜条件について検討した結果、浴温度50 °C~60°C、電流密度4~5 A/dm2、浴pH4.5の場合において、成膜時に微細クラックが発生しないことがわかった。皮膜組成分析(EDX)の結果、W含有率が17 at%を超える場合に微細クラック発生が抑制されることがわかった。めっき皮膜の硬さについては、W含有率が高いほどめっきまま、600 °C熱処理後いずれの場合も硬さが増加した。P含有率については、600 °C熱処理後については概ね2 at%までは硬さが増加し、それ以上はほぼ一定の値を示す傾向が認められた。