地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2023-0034

発表題目 緩衝包装設計適正化のための製品衝撃強さ試験に関する研究
発表者名 堀口 翔伍
発表会名 日本包装学会 第32回年次大会研究発表会
発表日

2023/7/20

概要


輸送中の落下による破損を防止するため、緩衝包装が施される。多量の緩衝材を使用すると被包装物(製品)を保護することは可能である。しかし、緩衝材の使用量増加によるごみの増加や梱包箱が大きくなることによる輸送効率の低下などの環境に与える影響が問題視されている。そのため、できるだけ緩衝材を少なく製品を保護することが可能な適正緩衝包装が重要視されている。適正緩衝包装を実現するためには「製品の衝撃強さ」と「輸送中の落下衝撃」、「緩衝材の材料特性」の3つを知ることが必要である。発表者はこの3つのうち「製品の衝撃強さ」を知ることについて取り組んだ。本発表においては、製品衝撃強さ試験の簡易化による試験実施の促進、統計値取得によるより高度な緩衝包装設計による適正化、輸送時の衝撃波形を考慮した衝撃強さの取得の3つのアプローチについて紹介する。