発表題目 |
デジタルタコグラフの加速度ビッグデータを活用した高速道路における加速度実効値の推移の取得 |
発表者名 |
○堀口 翔伍、津田 和城、細山 亮、他 |
発表会名 |
日本包装学会 第32回年次大会研究発表会 |
発表日 |
2023/7/20
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概要
輸送中の振動による製品の破損を防ぐために荷台振動を模擬した振動試験が実施されている。振動試験の条件策定のために輸送環境を計測する事例は少なく、ほとんどの場合で試験規格の代表的なパワースペクトル密度(以下、PSD)が用いられる。そのため、各社の輸送環境に応じた振動試験を実施するためには輸送環境を手軽に計測できる必要がある。我々はこれまでにPSDの形状は走行道路にほとんど依存せず1)、5分程度の計測で車両の特徴を反映できること2,3)と車両別に規格化した荷台振動の加速度実効値の推移がよく一致すること4)を明らかにした。そこで、デジタルタコグラフ(以下、デジタコ)にて収集している加速度を用いて走行経路の加速度実効値の推移を取得しようと考えた。デジタコの取り付け位置はダッシュボード付近であるが、規格化した加速度実効値の推移が荷台と同様であれば輸送環境の推定に利用可能であると考えられる。そこで本発表では、106台のデジタコにより収集されたサンプリングレート1 Hzの加速度を用いて高速道路における加速度実効値の推移を取得し、輸送環境記録計によりサンプリングレート1280 Hzで取得した加速度波形に基づいた荷台の加速度実効値の推移と比較検討した。