発表題目 |
水系バインダを用いた SPAN 正極スラリーの混合条件と電極特性 |
発表者名 |
○斉藤 誠、他 |
発表会名 |
電気化学会第90回大会 |
発表日 |
2023/3/27
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概要
硫黄変性ポリアクリロニトリル(SPAN)は従来の硫黄系正極の課題であった、電解液中への硫黄分の溶出を抑制できることから、高容量・長寿命二次電池の実現に向けた電極材料として期待される。SPANのサイクル特性は用いる導電助剤の形状によって大きな影響を与えることが知られている。電極の導電性は、導電助剤の形状の他、電極スラリーの混合条件も大きな影響を与える。本研究では、高速分散装置ジェットペースタ?(日本スピンドル製造製)を用いてSPANスラリーの混合条件が電極特性に与える影響を詳細に評価した。混合シェアを強くするとスラリーの均一性は向上するが、過度に強くするとSPAN粒子が破壊され、電極特性が低下する傾向にあることがわかった。