地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2022-0253

発表題目 水系バインダを用いた SPAN 正極スラリーの混合条件と電極特性
発表者名 ○斉藤 誠、他
発表会名 電気化学会第90回大会
発表日

2023/3/27

概要


硫黄変性ポリアクリロニトリル(SPAN)は従来の硫黄系正極の課題であった、電解液中への硫黄分の溶出を抑制できることから、高容量・長寿命二次電池の実現に向けた電極材料として期待される。SPANのサイクル特性は用いる導電助剤の形状によって大きな影響を与えることが知られている。電極の導電性は、導電助剤の形状の他、電極スラリーの混合条件も大きな影響を与える。本研究では、高速分散装置ジェットペースタ?(日本スピンドル製造製)を用いてSPANスラリーの混合条件が電極特性に与える影響を詳細に評価した。混合シェアを強くするとスラリーの均一性は向上するが、過度に強くするとSPAN粒子が破壊され、電極特性が低下する傾向にあることがわかった。