地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2022-0221

発表題目 銅合金粉末の指向性エネルギー堆積方式による金属積層造形
発表者名 ○古川 雄規、中本 貴之、三木 隆生、内田 壮平、山口 拓人、萩野秀樹
発表会名 2023年度精密工学会春季大会学術講演会
発表日

2023/3/16

概要


部材修理や表面被覆を可能とする新しい付加製造技術として、指向性エネルギー堆積方式の金属積層造形が注目されている。銅系粉末は熱伝導率が高いという特性から金型や熱交換器の造形で需要がある。しかし、純銅粉末では高い熱伝導率およびレーザ反射率のため、造形時に粉末が十分に溶融せず緻密造形は困難である。 一方、銅に少量のクロムを添加した析出型のCu-Cr合金粉末では、クロムが添加されることで純銅よりも熱伝導率が低くなるため、レーザ照射による溶融凝固が容易になることが期待できる。そこで本研究では、Cu-Cr合金粉末を用いて、緻密な造形体を作製するための造形条件を調査した。