地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2022-0233

発表題目 UBMスパッタ法で形成した金属ガラス膜の膜質に与える成膜ガス種の影響
発表者名 小畠 淳平
発表会名 表面技術協会 第147回講演大会
発表日

2023/3/8

概要


成膜時の膜への希ガスの含有については国内外で研究が実施されており,膜中での存在状態や膜特性への影響について議論が進んでいる.非晶質構造と過冷却液体領域を持つ金属ガラス膜は,熱ナノインプリント,MEMS 分野などへの応用が期待できる薄膜である.これまでの研究で,発表者はアンバランスドマグネトロン(UBM)スパッタ法により高い基板バイアス電圧を印加することで膜に高濃度のAr が含有されること,Arが膜中でナノサイズのクラスターを形成することを見出している.本発表では,Ne ガスまたはNe+Ar 混合ガスを用いてUBM スパッタ法で基板バイアス電圧を変えて形成したTi-Cu 基金属ガラス膜の構造と機械的特性について報告する.