地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2022-0140

発表題目 機械学習による部分放電発生電極の分類
発表者名 ○岩田 晋弥、木谷 亮太、津屋朋花
発表会名 令和4年電気関係学会関西連合大会
発表日

2022/11/27

概要


部分放電は絶縁破壊の前駆現象として知られており、絶縁劣化診断に利用される。一般的に、部分放電信号から放電源の種類や劣化状態を区別することは困難であり、その判断は熟練した技術者の経験に頼るところが大きいが、近年では人工知能の活用が期待されている。本研究では、ポリエチレンシートを対象とし、異なる複数の電極を用いて部分放電を計測し、放電パルスの位相分布を求めた。さらに、分割した位相区間内での部分放電発生頻度を特徴量とし、機械学習による分類を行い97%以上の正解率を得た。また、発表では部分放電パルスの測定や解析手法について言及する。