地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2022-0067

発表題目 Plasma Carburizing and Nitrocarburizing for Composite Austenitic Stainless Steelwith Tungsten Carbide Fabricated by LMD
発表者名 ○足立 振一郎、山口 拓人、田中慶吾、上田 順弘
発表会名 11th International Conference on Reactive Plasmas
発表日

2022/10/5

概要


ステンレス鋼のレーザクラッド層をタングステンカーバイド粒子と複合化したAISI 316Lのレーザクラッド層に対し,処理温度450 °C以下で低温プラズマ浸炭処理、および窒化処理と浸炭処理の複合処理について検討した.その結果,クラッド層のステンレス鋼部には,タングステンカーバイド粒子の分解により生成した固溶炭素が多く存在しており,これが低温プラズマ処理による炭素と窒素と共に拡張オーステナイト相を形成したと考えられた.これにより,浸炭処理と浸炭窒化処理の両方でクラッド層の表面硬の向上が実現した.