地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2022-0056

発表題目 物体のスパース性を利用したホログラム高速計算法のGPU化
発表者名 ○山東 悠介、他
発表会名 第83回応用物理学会秋季学術講演会
発表日

2022/9/21

概要


我々は、ホログラフィック3Dディスプレイにおける回折計算に、3次元高速フーリエ変換(3D FFT)を用いている。しかし、3D FFT は計算負荷が大きいため、これまでに3次元物体のスパース性に着目した高速計算アルゴリズムを提唱した。一方、近年ではグラフィックスプロセッシングユニット(GPU)を用いたハードウェアによる計算の高速化が一般的である。ただし、GPUによる高速化では、演算量の削減よりメモリへのアクセス回数の削減が重要になる。そこで本研究では、提唱したスパース性に着目した高速計算アルゴリズムに対するGPUの有効性を改めて検証したので報告する。