地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2022-0042

発表題目 全固体リチウム電池用Li3BO3被覆黒鉛負極材の作製
発表者名 ○園村 浩介、尾﨑 友厚、長谷川 泰則、櫻井 芳昭
発表会名 日本セラミックス協会 第35回秋季シンポジウム
発表日

2022/9/14

概要


これまでにソルボサーマル法にて黒鉛にLiAlO2やLiGaO2を被覆した結果,初期クーロン効率ならびに容量維持率が向上した.被覆することにより,粒子圧壊強度の標準偏差が小さくなっていることから,機械的な強度の向上が電池特性に良い影響をもたらしたと考えられた.AlおよびGaと同族のBを含むLi化合物には,酸化物系全固体リチウム電池の固体電解質として有望なLi3BO3があるが,被覆材としても有効かについては検討されていない.そこで本研究は,全固体リチウム電池の電池特性の向上が得られるかについて調査するため,ソルボサーマル法によりLi3BO3被覆覆黒鉛の作製を試みた.