発表題目 |
印刷とめっきで作製した人工材料のパターン組み合わせによる透過・反射特性への影響評価 |
発表者名 |
○伊藤 盛通、他 |
発表会名 |
電子情報通信学会 ソサイエティ大会 |
発表日 |
2022/9/9
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概要
特定の周波数で高い効果を持つ人工材料を用いた透過・反射制御素子のニーズに向け,これまでにめっきと導電性パターンの印刷で試作した人工磁性体の2次元配列試料の透過・反射特性を測定してきた.しかし数GHz程度の比較的低い周波数帯域では相対的に試料が薄くなり、電磁ノイズフィルタ性能が低減することが課題であった.そこで今回,人工誘電体を部分的に追加し影響を評価した.人工磁性体の配列中に,部分的に7mmの導電性ラインパターンの周期配列を形成した結果,透過・反射係数の変化が増大し,フィルタ動作を達成できた.誘電率と伝搬定数がどちらも増加していることから,ラインパターンの効果で実効厚が増したためと考えられる。