地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2022-0080

発表題目 印刷とめっきで作製した人工材料のパターン組み合わせによる透過・反射特性への影響評価
発表者名 ○伊藤 盛通、他
発表会名 電子情報通信学会 ソサイエティ大会
発表日

2022/9/9

概要


特定の周波数で高い効果を持つ人工材料を用いた透過・反射制御素子のニーズに向け,これまでにめっきと導電性パターンの印刷で試作した人工磁性体の2次元配列試料の透過・反射特性を測定してきた.しかし数GHz程度の比較的低い周波数帯域では相対的に試料が薄くなり、電磁ノイズフィルタ性能が低減することが課題であった.そこで今回,人工誘電体を部分的に追加し影響を評価した.人工磁性体の配列中に,部分的に7mmの導電性ラインパターンの周期配列を形成した結果,透過・反射係数の変化が増大し,フィルタ動作を達成できた.誘電率と伝搬定数がどちらも増加していることから,ラインパターンの効果で実効厚が増したためと考えられる。