発表題目 |
Superior high-temperature strength of Al-Mn-Cr heat-resistant alloy fabricated using laser powder bed fusion |
発表者名 |
○木村 貴広、尾﨑 友厚、中本 貴之、三木 隆生、他 |
発表会名 |
The 18th International Conference on Aluminium Alloys (ICAA 18) |
発表日 |
2022/9/7
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概要
本研究では、レーザ積層造形法の急冷凝固プロセスを活かして開発したAl-Mn-Cr耐熱合金造形体について、その組織学的な強化因子を明らかにすることを目的とした。Al-Mn-Cr造形体は、顕著な時効硬化性を示し、高温域において優れた強度を有することがわかった。時効処理後の造形体は微細なセル状デンドライト組織を呈し、セル境界部はAl-Mn系の析出相、セル内部は急冷凝固の効果で溶質元素を過飽和固溶したα-Al相から成ることを明らかにした。これらの組織観察結果から、Al-Mn-Cr造形体は固溶体強化、分散強化、粒界強化等の複合的な因子により強化されていることが示唆された。