地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

文字の大きさ

ヘッダーメニュー
メニュー

文字の大きさ

口2022-0048

発表題目 X線回折およびEBSDを用いたマグネシウム合金の疲労損傷評価に及ぼす結晶方位の影響
発表者名 ○田中 努、小栗 泰造、濱田 真行、内田壮平、根津将之、平田 智丈、他
発表会名 第56回X線材料強度に関するシンポジウム
発表日

2022/7/21

概要


軽量化材料として実用化の研究開発が進められているマグネシウム合金の疲労損傷評価手法について検討を行った。結晶性材料の疲労損傷評価法としてX線回折やEBSD(電子線後方散乱回折)によって得られる情報からひずみと相関のあるパラメータに換算する手法が提案されていることから、二つの解析手法を用いて損傷度を評価した。解析によって得られるすべての情報を用いてひずみパラメータに換算した場合、解析のバラツキが大きくなり、損傷度を評価できなかった。しかし、マグネシウムの常温変形における主すべり系である底面のみに着目して解析することで、疲労過程における材料損傷を精度よく予測できることを明らかにした。