発表題目 |
各周波数の正弦波の重ね合わせがランダム波のピークの形成に及ぼす影響 |
発表者名 |
○津田 和城、細山 亮、堀口 翔伍 |
発表会名 |
日本包装学会 第31回年次大会 |
発表日 |
2022/7/21
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概要
ランダム波の厳しさを評価するために、疲労がしばしば使用されている。疲労はランダム波のピークの値と回数に基づいて計算されている。一方で、疲労の周波数依存性をもつ材料では、ピークの値と回数が同じでも、周波数により疲労が異なるため、周波数の影響を考慮することが必要になる。そこで本報では、疲労計算の基になるピークに及ぼす周波数の影響を調査するために、ピークがどのような周波数で形成されているのかを検討した。その結果、ピークは複数の周波数の寄与によって形成されていることが示された。また、ピークの形成には高周波の寄与が低周波よりも大きく、ピークの大小には低周波の寄与が関係していることがわかった。