発表題目 |
レーザを利用したプラスチック容器内で実現可能な超高速浸炭技術 |
発表者名 |
○平田 智丈、山口 拓人、横山 雄二郎、星野 英光 |
発表会名 |
日本熱処理技術協会 第45回 西部支部年次大会 |
発表日 |
2022/6/7
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概要
工業的に広く普及している浸炭焼入処理は、長い処理時間を要すため、多量の温室効果ガスの排出が大きな問題になっている。したがって、省エネ化や高効率化を実現できる新しい浸炭焼入技術の開発が求められている。当研究所では、レーザに注目し、従来と比べて処理時間を著しく短縮化できる浸炭技術を開発した。レーザの照射条件の最適化により、部材やそれを封入するプラスチック容器を溶融することなく浸炭することが可能で、複数回のレーザ照射により、より深くまで浸炭することも可能である。また、レーザによる加熱は、浸炭ガスの濃度も影響することがわかったので、これに関しても報告する。