発表題目 |
付加製造法を利用した鉄鋼とアルミニウム合金の異種金属摩擦攪拌接合 |
発表者名 |
○田中 努、平田 智丈、内田 壮平、中本 貴之、木村 貴広、四宮 徳章、三木 隆生、根津 将之 |
発表会名 |
軽金属学会 第142回春期大会 |
発表日 |
2022/5/29
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概要
付加製造法を用いて鉄鋼表面に3次元的突起形状を造形し、その突起形状のアンカー効果を利用した鉄鋼とアルミニウム合金の異種金属摩擦攪拌接合を試みた。摩擦攪拌接合時の塑性流動でも破損しない突起形状を明らかにするため、3種類の突起形状を作製し、接合後断面観察を行ったところ、突起の根元の直径が1.1mm未満の場合には突起が折れることがわかった。また、鋳造を用いた接合材との引張強度の比較を行ったところ、摩擦攪拌接合材のほうが鋳造材よりも1.3~1.5倍高い強度を示した。これは、鋳造材では、突起の狭い隙間まで材料が充填しにくかったこと、さらには金属結晶粒が大きく低強度になることが原因であると考えれる。