地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2022-0020

発表題目 Al-Li-Sc合金の強度と剛性に及ぼす時効処理の影響
発表者名 ○岩岡 秀明、他
発表会名 軽金属学会 第142回春期大会
発表日

2022/5/29

概要


Al-Li-Sc合金に二段時効処理を行い、強度と剛性の変化について調査した。時効処理により硬さとヤング率は増加し、特に350°Cで一段目の時効処理を行った後、150°Cで二段目の時効処理を行うことで、150°Cの時効処理のみを行った場合と比べて、硬さとヤング率の増加が早期に起こるとともに増加量が大きくなった。これは二段時効処理を行った試料では一段目の時効処理により形成したAl3Scを核として、それを包むようにAl3Liが形成されることで、析出物の形成・成長が促進され、機械的特性の早期の向上につながったためと考えられる。