地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2022-0016

発表題目 真空アーク蒸着法によるc-BN 膜合成条件のプラズマ発光分光法を用いた検討
発表者名 ○上田 侑正、小畠 淳平、園村 浩介、筧 芳治、三浦 健一
発表会名 プラズマ分光分析研究会 第115回講演会- 金属を支える分析技術 -
発表日

2022/5/20

概要


立方晶窒化ホウ素(c-BN)は、非常に硬く、耐熱性に優れ、鉄と反応しにくいことから、工具・金型の次世代コーティング皮膜として有望である。当所は、工具・金型の一般的な成膜プロセスである真空アーク蒸着法によるc-BN膜の合成技術を世界に先駆けて確立するべく研究に取り組んでいる。本講演会では、当所がこれまで取り組んできた内容、すなわち、BN膜を合成可能なターゲットの開発、BN膜の硬さ・弾性率、構造および組成に及ぼす成膜パラメータ(ガス組成、アーク電流値、基板バイアス電圧)の影響と、最近取り組んでいるプラズマ発光分光測定結果について紹介する。