発表題目 |
付加製造法を利用した鉄鋼とCFRPの異材接合におけるミクロ組織と機械的特性 |
発表者名 |
○田中 努、平田 智丈、内田 壮平、中本 貴之、木村 貴広、根津 将之、片桐一彰 |
発表会名 |
一般社団法人溶接学会2022年度春季全国大会 |
発表日 |
2022/4/13
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概要
金属表面に凹凸形状を付与し、アンカー効果を発現させて金属とCFRPを含む樹脂を接合する手法に着目し、金属とCFRPとの接合強度を最大化できる凹凸形状を検討することを目的とし、任意の凹凸を形成可能な付加製造法を用いて金属表面に数百μmの凹凸形状を形成させ、その表面に熱硬化型CFRPを熱圧着させたときの断面組織と引張特性を調査した。炭素繊維の方向によって、凹凸内への樹脂および炭素繊維の充填のしやすさが異なることがわかった。また、凹凸間に充填された炭素繊維が効果的に働くことで、先行技術であるレーザによって格子状に溝加工されたサンプルの接合材よりも30%高い接合強度を示した。