熱可塑性炭素繊維複合材料（CFRTP）のプレス成形技術～省エネに寄与する加工技術の開発を目指して～(2/15)

講　師　加工成形研究部　　主任研究員　　奥村　俊彦

概　要　

　軽量・高強度といった特徴をもつ炭素繊維複合材料（CFRP）は、航空宇宙、スポーツ・レジャー等の分野で利用されていますが、従来の熱硬化性（エポキシ）樹脂を用いたCFRPは大型製造設備が必要であることや成形時間が長くなるため、量産性が求められる部品などへの利用は困難でした。

 　近年、量産性に優れるプレス・射出成形が可能な熱可塑性樹脂を用いた炭素繊維複合材料（CFRTP）が注目を集め、我々の生活に身近な自動車や産業分野の利用が進んでいますが、使用されている樹脂は成形温度が非常に高いものが多く、素材及び金型の加熱に大量の熱エネルギーが必要となることが問題となっています。

　本セミナーでは、CFRTPの概要及び成形技術について解説するとともに、当研究所で取り組んできたポリプロピレン（PP）樹脂を母材とするCFRTPシートのプレス成形技術について詳しく説明します。

主　催　ＭＯＢＩＯ（ものづくりビジネスセンター大阪）、地方独立行政法人大阪産業技術研究所　

開催日　令和5年2月15日（水）

時　間　15:30 - 17:00

会　場　クリエイション・コア東大阪 北館３階 309会議室 （東大阪市荒本北1-4-17）

参加費　無　料

定　員　会場20名 および　オンライン30名

お申込み　ＭＯＢＩＯ（ものづくりビジネスセンター大阪）へお申込みください。

※下記よりＭＯＢＩＯ（ものづくりビジネスセンター大阪）のWebサイトにリンクします。

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