地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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投2025-0058

発表論文 Direct observation of the joint interface between Al2O3 plates with nickel foil and carbon nanotube sheets as insert materials during laser welding
発表者名 ○園村 浩介、田中 慶吾、山口 拓人、田中剛、尾﨑 友厚
掲載誌/掲載箇所

Journal of the Ceramic Society of Japan
Article ID: 25130

発表日

2025/11/28

概要


近年、バインダーを介したセラミックスの3D積層造形の研究が盛んに行われている。一方で、造形速度が遅いことやとくに大型製品の脱脂が難しい等の課題がある。製品全体を3D造形で作製するのではなく、製品のパーツ同士をレーザ接合で補うことできれば、大きなセラミックス製品を高速に製造することができる。そのような観点から、セラミックス同士を高速に接合する技術が必要である。本研究はレーザを用いて高速にAl2O3板同士の高強度な突合せ接合体を得ることを目指して、接合条件の検討や接合体の評価を行うと共に、ハイスピードカメラにてレーザ照射時の擬断面試料界面の様子を観察し、接合界面形成のメカニズムについて考察した。