地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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投2024-0020

発表論文 電子顕微鏡における遠隔観察・遠隔操作の現状
発表者名 平田智丈
掲載誌/掲載箇所

まてりあ
第63巻 第8号 554-555, 2024.

発表日

2024/8/1

概要


走査電子顕微鏡(SEM)や透過電子顕微鏡(TEM)は、金属材料を取り扱う研究者にとって、利用する機会が非常に多い装置である。特に、これらに元素分析用のエネルギー分散型X線分光器(EDS)や波長分散型X線分光器(WDS)、あるいは電子線後方散乱回折(EBSD)による結晶方位解析装置を装備した分析系装置は、材料の物性評価や新機能創出には、なくてはならない装置と言っても過言ではない。したがって、研究者にとっては、これらの装置を常時使用できる環境が担保されることが望ましく、それの実現を目指し、ORISTが最近注力しているリモート装置使用に係わる取り組みについて紹介する。