地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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投2024-0042

発表論文 Selective cleavage and structural stability of double crosslinked aromatic polyamide porous materials
発表者名 吉岡 弥生
掲載誌/掲載箇所

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9, e202402067 (2024)

発表日

2024/9/24

概要


マクロ・メソポーラス多孔質体は、分離担体、触媒担体および断熱材などとして幅広い分野で利用されている。これら多孔質体の溶媒や熱に対する構造安定性は、製品の性能を大きく左右するファクターの1つである。そこで、本研究においては、架橋型高分子微粒子から作製した多孔質体の細孔構造について評価を行った。その結果、これらの細孔構造は溶媒雰囲気により大きく変化するが溶媒除去後は元に戻ることや高温処理も細孔構造は保持されていることを見出した。さらに、これら多孔質体に新たに導入した架橋構造は一定の温度で選択的に切断されるが、細孔構造は保持されることも明らかとなった。