地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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投2023-0075

発表論文 Hyperboloidal Reflection for Full-Parallax Multi-View 3D Display Observable from All Directions
発表者名 ○山東 悠介、後藤 佑太朗、川村 誠
掲載誌/掲載箇所

Proceedings of SPIE
Optics, Photonics, and Digital Technologies for Imaging Applications VIII, 129981B (2024)

発表日

2024/6/18

概要


従来の3Dディスプレイでは、ディスプレイの側面や裏側からは立体像を観測できない。本研究では、この課題を解決するため双曲面鏡による反射を提案する。双曲面鏡には結像関係にある2つの焦点があり、適切な設計により、反射後の伝搬範囲を大幅に拡大することができる。また本研究では、双曲面鏡の結像特性とインテグラルイメージングの技術と組合わせることで、表示する画像の伝搬方向を光学的に制限し、伝搬方向毎に異なる視差画像を表示させた。これにより、両眼視差や運動視差に基づいた3Dディスプレイを実現した。実際に直径15 cmの双曲面鏡を用いた光学実験により、水平視域135°、垂直視域60°を実現した。