地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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投2024-0016

発表論文 Synthesis of reactive polyamide porous materials and introduction of crosslinking
発表者名 吉岡 弥生
掲載誌/掲載箇所

Soft Materials
22, 2, 149 (2024)

発表日

2024/5/26

概要


マクロ・メソポーラス多孔質体は、分離担体、触媒担体および断熱材などとして幅広い分野で利用されている。これら多孔質体の細孔径や構造安定性は、製品の性能を大きな左右するファクターの1つである。しかしながら、多孔質体の構造は僅かな作製条件の違いにより大きく変化することから、その制御は困難である。本研究では、溶液中における高分子重合により、メソポーラス架橋型芳香族ポリアミドを簡便に作製できることを見出した。また、2官能メチレン化合物を用いた化学修飾により、2重架橋型多孔質体も作製できることが明らかとなった。