地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

文字の大きさ

ヘッダーメニュー
メニュー

文字の大きさ

投2023-0057

発表論文 抗菌性光触媒をコンポジット化した光スイッチ型海洋生分解性プラスチック
発表者名 増井 昭彦
掲載誌/掲載箇所

書籍「生分解性プラスチックの開発と市場」
第2章 p15-24

発表日

2024/5/7

概要


漁具などの分野において生分解性プラスチックは必要とされているが、広範囲にわたった普及を図るには、使用時には十分な耐久性を持ち、使用後になってはじめて生分解が始まる、といったスイッチ機能が重要である。「光」は、使用中は太陽光下にあることが多く、使用後は海中などで光があたらないことから生分解のスイッチ機能として期待できる。また、光触媒は光照射下、抗菌機能の発現により使用時の生分解を抑制できる。そこで、生分解性プラスチックに可視光応答性光触媒をコンポジット化させて、得られたコンポジットフィルムの光照射下の抗菌活性を評価すると同時に、実環境中での海洋浸漬試験を行った。