地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

文字の大きさ

ヘッダーメニュー
メニュー

文字の大きさ

投2023-0047

発表論文 電子後方散乱回折法(EBSD)による金属材料組織解析
発表者名 ○田中 努、平田 智丈、澤源士郎
掲載誌/掲載箇所

日本鋳造工学会誌「鋳造工学」
96(4), 185 (2024)

発表日

2024/4/1

概要


金属材料は多数の結晶粒で構成される多結晶材料であり,その特性は,組成や結晶相の種類,結晶粒の大きさや方位,ひずみ状態,結晶粒界性格などの原子の種類やその配列に関連した組織学的因子で決定される.そのため,用途に応じた材料特性を得るためには,結晶粒の形状,方位,ひずみなどを精度良く評価できる技術を確立し,加工や熱処理等にともなう微細組織変化を制御することが求められる.ここでは、結晶方位や粒界性格など多くの組織学的要素を解析できる技法であるEBSD(電子線後方散乱回折)法について概説するとともに、著者らの取り組み例を紹介する。