発表論文 |
Microstructural development and aging behavior of Al-Cr-Zr heat-resistant alloy fabricated using laser powder bed fusion
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発表者名 |
○木村 貴広、中本 貴之、尾﨑 友厚、三木 隆生、他
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掲載誌/掲載箇所 |
Journal of Materials Research and Technology Vol. 15(2021), pp. 4193-4207.
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発表日 |
2021/11/8
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概要
Al-4%Cr-1.5%Zr合金のレーザ積層造形体における組織形成過程および時効特性について調査した.造形体の硬度は時効熱処理により大幅に上昇し,ピーク時効材は優れた強度特性を示すことを見出した.造形体は微細な等軸晶と粗大な柱状晶から成る特異な結晶粒形態を呈し,時効処理によりα-Al母相中に微細なAl3Zr相が析出することがわかった.一方,Crはピーク時効後もα-Al母相中に固溶する傾向を示した.各種組織観察結果から,Al-4%Cr-1.5%Zr合金造形体の主要な強化因子は,Al3Zr相による析出強化,Crによる固溶強化,および微細結晶粒による微細化強化であることを明らかにした.