発表論文 |
レーザ積層造形により作製したAl-Cu-TiB2合金の機械的性質に及ぼす熱処理の影響
|
発表者名 |
○藤原 昂太、木村 貴広、中本 貴之、三木 隆生、尾﨑 友厚
|
掲載誌/掲載箇所 |
粉体および粉末冶金 第68巻、第10号
|
発表日 |
2021/10/15
|
概要
金属粉末レーザ積層造形法(SLM)により成形したAl-Cu-TiB2合金造形物の金属組織および機械的性質について調査した.レーザ照射条件を最適化することにより,凝固割れのない造形物が得られ,その相対密度は99.8%であった.TiB2粒子による異質核生成作用によって,造形物は等軸状の微細な凝固組織を呈した.このため,収縮ひずみが分散され,凝固割れが抑制されたと考えられる.造形物に溶体化処理を施した後,時効処理を施すことにより,その硬さは向上した.時効処理によりAl2Cu相が析出した結果,造形物は析出硬化による良好な強度を示した.