地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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投2021-0041

発表論文 Effects of cellulose nanofiber content on impact properties of carbon fiber reinforced epoxy composites with the cellulose nanofiber dispersion layer
発表者名 ○片桐 一彰、奥村 俊彦、川北園美、他
掲載誌/掲載箇所

Mechanics of Advanced Materials and Structures

発表日

2021/9/16

概要


地球温暖化防止のため、自動車の燃費向上に向けた軽量化の追求など、軽量かつ高強度なCFRPの採用が増えているが、CFRPは耐衝撃性が欠点である。セルロースナノファイバーは軽量かつ高強度な材料で、木材などの植物から生成できる持続可能な資源であるため、当研究所は、セルロースナノファイバーをCFRPに添加し、耐衝撃性を向上させる手法の開発を進めている。水性の樹脂を用い、セルロースナノファイバーの疎水化処理が不要となる効率的な方法である。本研究では、衝撃特性の向上のための最適なセルロースナノファイバー含有量を明らかにした。なお、セルロースナノファイバーの特性が製法によって異なる点についても考慮した。