発表論文 |
太径フィラメント糸の引張り特性の速度依存性
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発表者名 |
○堀口 結以、西村 正樹
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掲載誌/掲載箇所 |
繊維加工技術の歩み 2021 p.32
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発表日 |
2021/9/16
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概要
高分子製太径フィラメント糸は保護ネットやアウトドア・スポーツ用品などに使用されている。これらの用途では、糸に高速で瞬間的にひずみが印加されるため、高速変形下での力学特性の把握が重要である。しかし、汎用的な材料試験機にて設定可能な引張り速度は最大約17 mm/s程度であり、実際の使用状況に近い速度域での引張り特性評価例は少なかった。 本研究では、高速引張り試験機を使用し、太径モノフィラメント糸の力学特性とひずみ速度との関係について調査した。なお、本件は、産業技術連携推進会議 ナノテクノロジー・材料部会 繊維分科会がインターネット上に公開する冊子に、当所の繊維分野の研究事例を投稿するものである。