発表題目 |
ポリエステルテニスストリングの張力緩和実験 |
発表者名 |
○西村 正樹、山田 信司、堀口 結以、他 |
発表会名 |
日本繊維機械学会 第78回年次大会 |
発表日 |
2025/6/5
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概要
テニスストリングをラケットフレームに張り上げる際には、ストリングに所定の張力を付与しつつ、フレームの孔に順次ストリングを通し、最終的に末端を結んで固定する。よって、フレームに固定された後、ストリングに付与された張力は時間とともに緩和する。本研究では、ストリング1本を対象として、簡易型引張り試験機を用い、張力緩和実験を行った。その結果、張り上げ時に一般的に採用される初期張力範囲においては、初期張力に関わらず張力保持率は同様の経時変化を示すことがわかった。また、ストリングを張り上げた後100日が経過すると、張力は初期値の6割程度にまで低減すると推測される。