地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2025-0016

発表題目 セルロースナノファイバー複合光硬化性樹脂による紙の強度向上方法の検討
発表者名 ○陰地 威史、他
発表会名 第74回高分子学会年次大会
発表日

2025/5/19

概要


紙は天然素材である木材などに由来するセルロースを原料とし、使用後に土壌や海洋に流出した場合でも分解されるため、環境や生物への影響が少ない素材である。しかし、プラスチックと比較すると、強度が弱い、水に弱いなどのデメリットがある。紙とプラスチックを組み合わせることで、紙の強度を補い、またプラスチックの使用量を抑制することができる。本発表では、セルロースナノファイバー(CNF)と光硬化性樹脂(PCR)を混合し、紙に塗布することで、紙の強度向上を図った。CNFとPCRの濃度が紙の強度に及ぼす効果を評価した結果について報告する。