地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

文字の大きさ

ヘッダーメニュー
メニュー

文字の大きさ

口2024-0093

発表題目 破断面SEM画像の領域分割技術による破壊起点推定の高効率化
発表者名 ○濱田 真行、金岡 祐介、平田 智丈、喜多 俊輔、他
発表会名 第18回フラクトグラフィシンポジウム
発表日

2024/10/10

概要


本研究は、破壊起点推定における手作業によるノイズ除去の自動化を目的として、マスク処理の適用を検討した。マスク処理で生成された二値画像を用いた起点推定結果は、手作業によるノイズ除去を施した場合とほぼ同じであり、熟練技術者の判断とも一致することが確認された。この結果から、手作業に代わる手法としてマスク処理を導入することが実用上問題ないことが示唆される。さらに、マスク処理を導入することで、破壊起点推定の全プロセスを自動化することが可能となり、推定に要する時間の大幅な短縮と破壊起点推定の高効率化が期待できる。