発表題目 |
シリコン-空気有効媒質を用いたテラヘルツ広帯域旋光子 |
発表者名 |
○山根 秀勝、村上 修一、山田 義春、近藤 裕佑、他 |
発表会名 |
第85回 応用物理学会 秋季学術講演会 |
発表日 |
2024/9/16
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概要
テラヘルツ帯域のデバイスは、通信、医療、セキュリティなど多岐にわたる分野での応用が期待され、テラヘルツ波の伝搬制御技術が求められている。我々は、テラヘルツ帯域で吸収損失の小さい高抵抗シリコンのみで作られた有効媒質を用いて、1?2 THzという広い帯域で旋光度がほぼ90度となる旋光子構造を、数値計算をもとに見出した。10 kΩcm以上の高抵抗シリコン基板に、フォトリソグラフィとシリコン深掘りエッチング装置を用いて有効媒質を作製し、旋光子を実証した。本講演では、シリコン内部の電磁場応答解析による楕円形状および配列周期の依存性や、透過光の楕円偏光制御についても論じる予定である。