地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

文字の大きさ

ヘッダーメニュー
メニュー

文字の大きさ

口2024-0027

発表題目 CNT含有ケイ酸リチウム被覆黒鉛複合粒子の作製と全固体リチウム電池の評価
発表者名 ○園村 浩介、尾﨑 友厚、長谷川 泰則、櫻井 芳昭
発表会名 日本セラミックス協会 第37回秋季シンポジウム
発表日

2024/9/10

概要


ソルボサーマル法にてLi2SiO3被覆黒鉛を作製し,全固体リチウム電池での特性評価を行ってきた.作製した試料を用いた電池は未被覆黒鉛のものと比べて100サイクル目の容量維持率の増加や100サイクル後における界面抵抗の低減が見られた.一方,絶縁性の酸化物で黒鉛を被覆した場合,導電性が低下し,レート特性に悪影響を及ぼすことが考えられる.カーボンナノチューブ(CNT)等の導電助剤を添加することでレート特性の改善が期待されるが,検討された例は無い.本研究は,ケイ酸リチウムの合成時にCNTを添加し,CNT含有ケイ酸リチウム被覆黒鉛複合粒子を作製すると共に,硫化物系全固体リチウム電池での充放電およびレート特性を評価した.