地方独立行政法人大阪産業技術研究所 - 当法人は、(地独)大阪府立産業技術総合研究所と(地独)大阪市立工業研究所が統合し、平成29年4月1日にスタートしました。研究開発から製造まで、企業の開発ステージに応じた支援を一気通貫で提供し、大阪産業の更なる飛躍に向け、大阪発のイノベーションを創出します。

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口2024-0065

発表題目 タンニン酸を利用した真球状多孔質シリカの合成
発表者名 ○道志 智、青戸 義希、他
発表会名 日本材料学会第162回セラミックス材料部門委員会学術講演会
発表日

2024/8/1

概要


多孔質シリカは吸着剤や触媒担体など、様々な分野で利用されており、形状や粒子径、細孔径の制御が機能性発現の重要な鍵となる。われわれは、ポリフェノールの一種であるタンニン酸の水溶液にアミノシランを添加すると、極短時間で真球状のタンニン酸/シリカ複合体が形成され、この複合体を高温で焼成することで、真球状多孔質シリカが合成できることを見いだした。本発表では、用いるタンニンや添加するシランカップリング剤の種類、その他の合成条件が生成するナノ粒子の物性に及ぼす影響について報告する。